みうらラタン 公式ブログ
2020年4月21日
「TO-HighChair 籐ハイチェア」三浦明利の世界
籐家具の特徴と言えば「編み込み(ウイッカー)」です。
三浦明利渾身の逸品TO/High Chair(とうハイチェア 2008年度作品)
現代日本のクラフトART BOX IN JAPAN にも選ばれた世紀の逸品です。
細部にまで編まれたそのフォルムは自然素材ならではの美しさです。
このチェアに「裏も表もない」という究極のハイチェア。
誤魔化しのきかない仕事は、籐家具職人の作品に対して逃げない姿勢の表れなのです。
座の裏側もきっちり編み込まれています↓
長年にわたってこの携わってきた職人だから表現できるオリジナリティ
座面の裏~足の内側まで丹念に編み込まれ
一見、合理的ではないようにも感じる「手間」のかけ方は、
職人の人柄とあふれる魅力がにじみ出ています。
骨組みは「幼民」と呼ばれる細手で軽い籐の材料を使い形作り
外側を2.5~3㎜の丸芯と呼ばれる芯材で丹念に仕上げました。
初代三浦花市からの製作技術を受け継ぎ
更にオリジナリティを表現し繊細かつ大胆なラインを完成。
「デザイン」して「製作する」両方が出来る稀な才能は初代三浦花市にも認められたといいます。
製作より12年たち味わい深く色づき始めたそのチェアは
年月が経ちますます魅力的にその歴史を次世代へと伝えていきます。
籐家具職人の店 みうらラタン 三浦祥太郎
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