みうらラタン 公式ブログ
「自然のやさしさがケガから子供を守る?」籐家具の良さとは
春の柔らかな日差しと籐家具
3月も中盤に差し掛かり暖かな陽気になってきた広島
春の日差しと柔らかな籐家具が似合う季節になってきました。
長い年月が経ってあめ色になった籐チェアと爽やかな陽気が良く似合います。
籐の良さは色合いや風味・デザインだけでなく実際に使う上で合理的な面もあるのです。
子供に優しい自然素材の家具
当店の主力であるゆりかごを始めベビー用品は昔から籐製品が多いです。
その理由の一つとして「柔らかく人にやさしい」という点です。
丸みを帯びたその形状は角がなくケガの心配が少ないです。
もちろん籐の良さはそれだけではなく軽く通気性が良く
汗っかきの赤ちゃんにピッタリの居場所でもあるのです
小さな子供にはカウンターの高さに注意が必要
角張ったカウンターはシャープな印象でデザイン的に優れている面もあるのですが
我が家のカウンターのたかさは約90cm
3歳前後の子供のちょうど顔あたりに位置します。
当時2才と4才の孫が遊びまわっていて危険に思った職人が危険防止のため
籐家具のフレーム使う「太民(たいみん)」という材料で施工しました。
もちろん籐でもぶつけると痛いですが
R形状の籐と角ばった木製カウンターとでは危険性が随分違ってきます。
やわらかな籐はデザイン性と自然由来の優しさが伝わってくる素材なのです。
熱気球のバスケットは籐で出来ており
着陸の際衝撃を吸収し中の人を守る大切な役割を担っています。
軽量化をかつては飛行機の座席にも籐が用いられていたことを考えると
人々は籐の機能性をきっかけに様々な品物その自然素材で作り
身近な商品にも籐製品を利用し、暮らしに根付いていったのです。
籐家具職人の店 みうらラタン 三浦祥太郎